精神科救急医療施設医療法人社団更生会草津病院

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患者さんの満足度向上に向けた取り組みについて

　草津病院では、「良質」「公正」な医療サービスを提供し、常に人に優しく、地域に信頼される病院を目指すことを基本理念に掲げ、スタッフ全員が患者さんに安全でより質の高いサービスの提供に努めております。地域から信頼される病院の実現には、臨床技術だけではなく、患者さんの満足度が大切であると考えており、例年、外来においでいただきました患者さんと退院されました患者さんから様々なご意見をうかがっております。
　２０１０年度は、２０１０年１１月１日から１１月２５日までに外来においでいただきました患者さんと２０１０年３月１日から２０１０年１０月３１日の間に退院されました患者さん、あわせて１，２７９名の方にアンケートをお願いしてご意見をうかがいました。
ご協力いただきました皆さまに、改めてお礼申し上げます。

　当院では、２００９年度アンケートにおいて相対的に満足度が低かった、「待ち時間」、「騒音」、「室内温度」、「院内の案内図」の他、当院としてより満足度を高めていく必要があると考えております「接遇応対」、「トイレ」、「入院時の書類の分かりやすさ」について、２０１０年度の重点改善項目として取り組んでまいりました。
　この結果、２０１０年度のアンケートでは、「待ち時間」を除いて、２００９年度を上回るご評価をいただくことができました。しかし、残念ながら「待ち時間」に関しましては、受付・会計、診察および薬局とも２００９年度を下回る結果となりました。
　こうした背景を踏まえ、当院では、薬の待ち時間短縮のため、２０１１年４月１日から薬剤の院外処方を実施することにいたしました。また、２０１０年９月には、電子カルテによる診察を開始しており、２０１１年度には待ち時間の短縮が実現できるものと考えております。
　なお、２０１１年度は、前年度から満足度が後退した「心の支え」、「患者さまへの注意」、「スムーズな引き継ぎ」等、患者さんとの接点の拡大について、取り組みたいと考えております。
　また、当院では、従来患者の皆さまを「患者様」とお呼びしておりましたが、皆さまから違和感を感じるというご意見を多くいただきました。こうしたご意見を踏まえ、２０１１年４月１日から「患者さん」とお呼びさせていただくことにいたしましたのでよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、精神科救急医療を担う広島県西部地区の拠点病院として、今後も皆さまにご満足いただける医療サービスを目指してまいりますので、引き続きご教示いただきますようお願い申し上げます。

　　２０１1年4月１日

医療法人社団更生会　草津病院
院長　　佐藤　悟朗
(編集：サービス向上委員会委員長　平田　剛）

２０１０年度外来患者アンケート結果（PDFダウンロード）
２０１０年度入院患者アンケート結果（PDFダウンロード）